2005年11月12日

インフルエンザの予防接種とタミフルの副作用

10月頃からインフルエンザに関する記事を書こうかなぁと思いながらも、ユズが昼寝をしなかったり、雑用がいろいろあったりでなんだか腰を据えて記事を書こうと思えないでいるうちに、世間では大変な事態になっていて、子ども(親も)とインフルエンザのことをまた改めて考えて見なくてはと思っています。

新型インフルエンザの懸念から厚生労働省は抗ウィルス薬「タミフル」の備蓄を1.7倍にするという計画が発表される中、発売されて数年のタミフルに既に耐性菌が出てきているという事実や、タミフルの副作用のことなどを知り、我が家はインフルエンザに対してどういう風に対策をしようかなぁと考えていた矢先のこのニュース。タミフルの添付文書には重大な副作用として、意識障害、異常行動、幻覚などがあげられているというのはなかなか周知されていない事実なのではないかと思います。私もつい最近まで知らなかったことなのですが、掲示板などを見ると、子どもについてもタミフルの副作用と思われる異常行動や幻覚(奇声を上げたり、突然窓から飛び降りようとするなど…)は死亡にまでは至らなかったけれども、実際に起こっているケースです。しかも、それを医者に訴えても「子どもはよく熱を出すとうなされてそういうこともあるから」などとごまかされてしまうようなこともあるという恐ろしい話もあります。このニュースを受けて「厚生労働省はタミフルの副作用に関して改めて注意喚起を促すかどうか検討している」とありますが、この事実は今年の2月の話。そして、この亡くなったお子さんの親御さんはカンガエルーネットの会員さんだったようで、お子さんが亡くなられてすぐにスレッドを立て、会員の方々の意見をもとに起こした申請が受理された結果のニュースということになるようです。

インフルエンザそのものも怖い病気なのかもしれないけれど、一体どれくらいの割り合いでインフルエンザにかかり、死に至るのか、感覚として掴んでいる人はそんなに多くない気がします。それから予防接種の効果、副作用についても…。薬の副作用で亡くなることだってあるのだということも考えれば、マスコミの情報に煽られる前にもう少し冷静に病気そのもののことを考えてみたいと思うのです。新型ウィルスが流行すると日本では数万〜数十万人が亡くなるという試算もあるようですが、ウィルスと薬のいたちごっこでは、どう考えても人間に勝ち目はない気がするのです。事態がどんどん悪い方向に向かって行くようで本当に怖いです。長い目で見るならば、人としてできる対策というのはやはり普段から免疫を高めるように努力したり、人込みにでかけないようにするというのは消極的なのでしょうか…。選択って難しいけれど、少なくともマスコミ報道のあまりの偏り方は恐ろしいと感じます。


インフルエンザの予防接種に関しては(も)、本当にたくさんの問題を孕んでいて、予防接種を受けるにせよ受けないにせよ、各家庭での選択を決定する上で知って置くべき事実がたくさんあると感じています。ぜひ一度カンガエルーネットの関連スレッドを覗いてみてはいかがでしょうか?インフルエンザワクチンの予防効果について疑問を投げかける前橋レポートの全文もカンガエルーネット内で見ることが出来ます。それからこちらも専門家のご意見として…「インフルエンザ100の質問と回答(たぬき先生のお部屋)」


発刊されたばかりのこの本も読んでみたいと思っています。

今年はどうする?インフルエンザ―疑問だらけの予防接種と特効薬
母里 啓子
4880496065


posted by sayah at 14:49| Comment(12) | TrackBack(2) | +予防接種+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月01日

予防接種法改正(MR2種混合ワクチンのこと)

平成18年4月1日から麻しんと風しん予防接種2回接種制度が導入されることが決まりましたね。これまではそれぞれ別のワクチンだったのが、弱毒化された麻疹と風疹の混合生ワクチンを生後12ヶ月〜90ヶ月の間と就学前の1年間の2度接種するという方法に変わるのです。(詳しくはコチラ

このニュースを受けて、頭をかすめるのはMMR問題のこと。接種する側からすれば1度で2つの病気の予防接種が済むという利便性があるのかも知れないけれど、このワクチン本当に大丈夫なのでしょうか…。三種混合は最も副作用が多いというデータがあるよう(麻疹や日本脳炎の約2〜3倍の報告※『予防接種に行く前に』より)ですし、ワクチンを掛け合わせるということは子どもにとってはより負担や危険性が高まるのではないのだろうか、と素人考えですが、そんなイメージを抱いてしまいます。

そもそも、はしかや風疹って現在でもそんなに恐れるべき病気なのでしょうか…。

麻疹という病気は終戦直後は2万1000人の子どもが亡くなっていたけれど、栄養状態が改善された昭和50年代初頭(予防接種が開始される以前)には年間100人を切っているそうです(今現在、はしかで亡くなる場合は何らかの合併症が原因と考えられているようです)。この数字をどう捉えるかということになるのでしょうけれど、何日も高熱が続くのは、子どもにとっても親にとっても辛いけれど、病気はかかるべきときにかかってしっかりと免疫をつけるほうが大切なのではないかと個人的には考えています。

予防接種全般について言えることですが、流行を防ぐために予防接種を受けましょう、と言われると人に迷惑をかけないために受けさせなければならないのかなぁと考えてしまうこともあると思うのですが(強制されるようなことも実際にはあるみたいですね)、予防接種でできた免疫は確実なものではなく、予防接種を受けたからと言ってその病気にかからないわけではないのだそうです(実際、ワクチン接種率の高い地域でその病気が流行ることがある)。むしろ、病気にかかりきることで自然に作られた免疫を持っているお母さんがどんどん減っていくことで、生まれてくる子どもたちにも強い免疫を残してあげれらなくなってきているという現実の方が恐いように思います。

風疹に関しては、妊娠初期にかかると胎児に障害を残す場合があるという点では恐い病気であることは確かなのでしょうけど、子どもがかかる分にはごく軽い病気。それならば、尚のこと自然な免疫をつけておくことが重要視されるべきなのに、麻疹とセットになってしまうと風疹は希望していなくても一緒に受けなければならなくなるのは危険だと思うのは私だけでしょうか…。私自身、妊娠初期の抗体検査で風疹の抗体値が高かったため、感染の疑いがあるといわれショックを受けた経験があるのですが、再検査の結果、自然にできた免疫が高かったのだということが分かりました。そんな経験からもやっぱり病気にかかることの大切さという観点も忘れてはいけないのではないかなと思うのです。病気にかからない、かかっても軽く済むように日ごろから身体作りを心がけるという積極的な姿勢で我が家は子どもの病気と向き合っていこうと考えています。


現行の麻疹、風疹ワクチンについて、たびたび紹介していますが、たぬき先生のお部屋(毛利子来先生のHP)も厚生労働省のパンフレットとは違った角度からの考えとして参考になるかと思います。

麻疹ワクチンについて
風疹ワクチンについて
posted by sayah at 18:48| Comment(12) | TrackBack(3) | +予防接種+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月02日

日本脳炎の予防接種について

少々出遅れてしまいましたが、この↓ニュースを受けてまた色々考えてしまいました。

日本脳炎の予防接種中止を緊急勧告 厚労省
2005年05月30日11時15分(asahi.com)

 厚生労働省は30日、現在供給されている日本脳炎ワクチンによって重症の副作用が起きる可能性があるとして、都道府県を通じて、当面、市町村に公費負担での予防接種を中止するよう求める緊急勧告を出した。ただし、希望者には公費負担での接種を継続する。より安全性の高いワクチンが開発された時点で、接種の勧奨を再開したいとしている。

 同省によると、昨年7月、山梨県甲斐市で女子中学生が予防接種を受けた後、急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)を発症し、呼吸困難など一時重体となった。現在は寝たきりの状態という。

 同市の調査委員会は今年3月、女子中学生の症状が予防接種の副作用とみられると国に報告。厚労省の疾病・障害認定審査会も今月25日、副作用による健康被害と認定し、医療費の給付を決めた。

 厚労省では、今回の認定審査会の結論が「ワクチン接種と健康被害との因果関係を事実上認めるもの」と説明。現在開発中で、よりリスクの低い組織培養法によるワクチンの供給体制が整うまでは、積極的な予防接種の勧奨は控えるべきだと判断した。新しいワクチンは来年前半には供給される見通しという。


 日本脳炎は豚から蚊の媒介で感染し、発症すると高熱や頭痛などの症状が出て死亡することもある。66年以前には年間千人を超える患者がいたが、蚊の駆除が進むなどしたため、92年以降は年間数人にまで減少した。

 公費負担での日本脳炎ワクチンの予防接種は(1)生後6カ月から90カ月まで(2)9歳から13歳未満(3)14歳から16歳未満が対象。年間420万〜430万人が接種を受けている。


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posted by sayah at 23:34| Comment(12) | TrackBack(1) | +予防接種+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月16日

ポリオの予防接種に関して

予防接種に関しては様々な意見があり、悩んでいらっしゃる方も多いかと思います。
私自身も自分なりに得た知識で取捨選択はしていますが、それが本当にユズにとって最良の選択なのかいまいち確信が持てない部分もあります。

でも、布おむつを使っている場合は特にポリオに関しては、やはり注意しておかなければならないポイントがあると思います。

ポリオ(小児麻痺)は1981年以降国内での自然発生は認められておらず、この20年余りでポリオの発症例は経口生ワクチンの副反応および二次感染であるという事実があります。ただし、世界的に見ると根絶できていない(東南アジア等)ため、いつ日本に入ってくるか分からないという理由から日本ではワクチン投与が続けられています。

考えるべきところは、現在のポリオの予防接種が経口生ワクチン(ポリオの病原性を弱めたもの=菌が生きている)であるということ、つまりこれを飲んだ赤ちゃんの体内で弱毒化したウィルスが増殖して毒性を復活し、便などから周りの者が二次感染する恐れがあるということです。保健所などに問い合わせると石鹸で手をよく洗えば大丈夫という回答が返ってきますが、実際二次感染例があるのですから、本当にこれだけで二次感染しないと言い切れるのかどうか、個人的には少々不安に思ってしまいます。

特に昭和50年〜52年生まれの方はポリオの抗体保有率が低く(昭和50年生まれ57%、昭和51年生まれ37%、昭和52年生まれ64%であり、他の年齢層では約80〜90%の保有率)、子どもにポリオワクチンを飲ませる場合はこの年代の方も追加接種することが勧められています。


副反応で発症したと思われる例は、約440万回の投与に1例、二次感染の例は約580万回の投与に1例というデータ(※『国立感染症研究所 感染症情報センター』参照)を信用するならば、他のワクチンよりはずっと安全に思えるのですが、ワクチンが原因と思われる発熱や下痢、麻痺の他、SIDSや腸重積症で亡くなった例もあります。


ポリオは他のワクチンに比べれば、かなり効果が高く安全だと言われているようですが、自然発生がないのに、副反応や二次感染でポリオにかかってしまう矛盾に納得ができなかったこと、ポリオに万一かかっても90〜95%は不顕性感染(感染後も無症状で経過するもの)で終わるということなどから我が家では『現段階においてはポリオの予防接種は受けさせない』という結論に至りました。

ポリオは現在の経口生ワクチンから、菌を完全に殺す不活化ワクチンへ移行しようという動きもありますから、今後の動向が注目されるところです(しかし二次感染の事故率は不活化ワクチンの方が高いとも言われています)。


ポリオの予防接種に関して下記のサイトに詳しく載っています。昭和50〜52年生まれの方で追加接種をお考えの場合もFAQに詳しく書かれていますので参照してみてください。

・(財)日本ポリオ研究所


これから予防接種全般に関して検討していこうという方は、以下のサイトが参考になるのではないかと思います。予防接種に関するリンク集もあります。

・たぬき先生のお部屋 育児と病気と予防接種

上記サイトの管理者である小児科医、毛利子来先生が編集に携わっていらっしゃる『予防接種へ行く前に−受ける子どもの側にたって』という本もとても分かりやすくてお勧めです。それぞれの感染症がどの程度起きているものなのか、逆に予防接種によるものと考えられる被害例はどれくらいあるものなのかなど、厚生労働省のパンフレットの裏側を読み解くもので、この著書の中でポリオはおそらく2010年には世界から根絶されるであろう、だから予防接種をする必要はないとはっきり書かれています。

posted by sayah at 02:19| Comment(6) | TrackBack(1) | +予防接種+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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