2005年06月12日

『わたしのて』ジーン・ホルゼンターラー

わたしのて
ジーン ホルゼンターラー Jean Holzenthaler Nancy Tafuri はるみ こうへい
4887500386


赤ちゃんがはじめて自分の身体を意識するのは手なんじゃないかなぁ…と思う。

ユズも生後数ヶ月経った頃からじ〜っと手を見たり、指を絡ませて自分の手で遊んだりしていたものです。

この絵本は『手』が主役になって、読み手に語りかけてくるような面白い視点の絵本です。『手』は自分やペットの身の回りのことをしたり、音を奏でたり、物を作り出したり、表現したり、時には凶器にだってなる…。『手』が醸し出す色々な表情を、自分の手と見比べたりしながら、ユズもこの絵本にじっと見入っていることが多かったです。

『手』ができるたくさんのことの中でも、一番素敵なのは他の人の手を握れるということだという結びがとてもいいなぁと思う。生きていくため、自分を表現するためにたくさん働く手だけれど、でも一人じゃ生きていけないんだよ、人とのつながりを大切にしようというメッセージが暖かい絵本です。

2005年05月26日

「ねこねこ 10ぴきのねこ」マーティン・レーマン

ねこねこ 10ぴきのねこ
マーティン レーマン Martin Leman 星川 菜津代
4887500483


この絵本はユズが1歳のときにブッククラブから配本されたものだったのですが、それまでの分かりやすく、明るい雰囲気の絵本から一変して、すごく大人の雰囲気漂う(と私はそのとき思った)絵本が届いたので意外に思ったのをよく覚えています。


油彩で丁寧に描きこまれた、猫達の肖像画のような絵本で、じっとこちらを見つめる瞳に吸い込まれそうになります。人と同じようにいろんな表情の猫がいて、いろんな性格の猫がいて、いろんなところに住む猫がいる…。たった1枚ずつの絵からそんなことも伝わってくるように思います。当時は絵本はろくに絵を見たりすることもなく、どんどんめくっていく方が主だったユズもこの絵本に関しては、一枚一枚の絵をじーっと見つめていたのが印象的でした。

分かりやすくて明るい雰囲気の絵本が赤ちゃん向けだと思うのは、大人の決め付けた考えなのかも知れないとふと考えた1冊です。

2005年04月12日

『おつきさまこんばんは』林明子

おつきさまこんばんは
林 明子


林明子さんの絵本、ユズはどれもお気に入りだったのですが、この絵本は特に何度も読みました。シ〜ンと静まり返ったような濃紺の空にぽっかりと浮かび上がるおつきさまの黄色がなんとも印象的な絵本です。


お月さまの浮かべる様々な表情、さりげなく描かれた小さな猫やお母さんと子どもがおつきさまを見上げている様子も楽しめます。そして、裏表紙のおつきさまが「あっかんべー」をしている表情が子どもには面白く写るようで、ユズも例に漏れずよくマネして舌をベーっと出して遊んでいました。

この絵本を読むようになってから、ユズは実際のおつきさまも時々眺めたいということがあり、ベランダからしばらく2人でおつきさまをぼんやり眺めたりもしていました。そんなことから、ユズはおつきさまは時間の移り変わりとともに姿も変えてゆく…ということも知ったようです。

夜寝る前に読むと、自然と心が静かになっていく、そんな1冊です。
posted by sayah at 23:16| 奈良 ☔| Comment(1) | TrackBack(4) | +お気に入り絵本(1〜2歳)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月31日

『だっこして』にしまきかやこ

dakkosite.jpg
だっこして
西巻 茅子



わたしのワンピース』でお馴染みのにしまきかやこさん。『だっこして』の方は書店でもめったに見かけないのですが、童話館ぶっくくらぶで配本してもらい、ユズが今でもとても気に入っている絵本です。

いろいろな動物の親子それぞれの抱っこに触れながら、抱っこをするときのやさしい言葉を口に出して読んでみると、ふんわり暖かい気持ちになれます。


ユズもこの絵本の女の子のようにぬいぐるみを抱っこしては『この子、抱っこが大好きなの。』なんて言っているのですが、それだけ抱っこしている時間の幸せな気持ちを感じて、ぬいぐるみさんにも分けてあげたいって思っているのかなぁ…。

抱っこのことで「しんどい」なんて愚痴ってみましたが、抱っこを思う存分してあげられる今の時期に、ユズの心を充分に満たしてあげたいと思います。






posted by sayah at 12:02| 奈良 | Comment(0) | TrackBack(1) | +お気に入り絵本(1〜2歳)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月20日

はじめてのぼうけん(1)『ぴょーん』まつおか たつひで

はじめてのぼうけん〈1〉ぴょーん
まつおか たつひで


この絵本はいろいろな動物・鳥・魚、そして人が『ジャンプをしようとしている絵』→『「ぴょーん」とジャンプしている絵』と言う風に繰り返される絵本なのですが、ジャンプしているときのしぐさや表情が面白いのか、ユズは本当に繰り返しこの絵本を読みました。

かたつむりさんだけは、ジャンプしようとして「ダメか…」と諦めるのですが、最近、ユズはそれを見て「もう少し大きくなったらジャンプできるようになるのかなぁ。」なんて言うのです。自分自身も成長に従っていろいろなことができるようになってきたことを実感し、誇りに思っているのでしょうか。

そんな風に子どもは絵本に励まされたり、自分も励ましたりしながら、様々なことを感じているのだなぁと思わされた一冊でした。

posted by sayah at 21:55| 奈良 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | +お気に入り絵本(1〜2歳)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月14日

『もこもこもこ』たにかわしゅんたろう さく・もとながさだまさ え

もこ もこもこ
谷川 俊太郎


詩人谷川俊太郎さんとモダンアートの世界で国際的な活躍をされている元永定正さんのコラボレートにより生まれた大人気の絵本でご存知の方も多いのではないでしょうか?


この不思議な世界を楽しめるのは子どもの感性ならでは、だと思います。ユズは「つん」→「ぽろり」のところが大好きで一緒につんとしてはぽろりと物体が落ちるシーンで喜んでいました。子どもの想像力でいろいろな発想が生まれる絵本なので、幼稚園くらいまで(もっと先まで?)長く楽しめるのではないかと思います。

私には人の一生、そして輪廻転生が描かれているようにも見えるのですが、皆さんはどうお感じになるでしょうか?ストーリーがエンドレスで続くような構成になっているところも、幻想の世界でふわふわ遊ぶ幼児にとっては安心感を持てるのだろうという気がします。


posted by sayah at 16:54| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | +お気に入り絵本(1〜2歳)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月09日

絵本のガイドブック

幸せの絵本
金柿秀幸


こんな本を見つけました!この本は100冊の絵本の一番幸せなシーンが見開きで紹介されており、他のガイドブックと違って、それぞれの絵本を実際に読まれた一般の方々の感想・子どもの反応が載っています。

そうそう、絵本の醍醐味って親子で読んだ後、あったかい幸せな気持ちになれることですよね。このあったかい気持ちをたくさん経験することがいつしか子どもの心の糧となっていくのではないでしょうか…
posted by sayah at 00:33| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | +お気に入り絵本(1〜2歳)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月02日

絵本を買うか借りるか

絵本って意外とお値段張りますよね…。
我が家では月に2,3冊買うのがやっとなので、図書館も結構利用しています。

でも1歳半くらいの頃は『図書館のものだから返さなくてはならない』ということが理解できていなかったため、すでに返してしまった本をふと読みたいと言い出し、返したと言うと理解できずに大泣きされるということがあったので、しばらく借りるのを止めていました。

図書館で『まず借りてみて子どもが気に入ったら買う』という利用の仕方はなかなかいいのかもしれませんが、特定の絵本に対する子どもの反応って結構成長にしたがって変わっていくものです。

ユズもブッククラブで届いて見向きもしなかった絵本でも、ある日突然気に入ったりしています。ブッククラブの場合は大概年齢で絵本が分けられているのですが、家の近所には年齢+その子の性格や今興味を持っていること、その子の置かれている環境などに合わせてカスタムメイドで絵本を選んでくださる書店があります。そちらのブッククラブも今かなり心が惹かれています!

子どもがふとしたきっかけで読みたいと思った本がすぐ手元にあるという環境をできる限り作ってあげたいです。今のユズにとって、自分の生活を絵本を通して追体験したり、未知の世界に遭遇したりすることによって、自分の世界観を作りあげていっているのではないかと思うから。

私自身も子どもの頃に読んだ(読み聞かせてもらった)絵本の中で、お気に入りのものは今でも絵の印象が鮮明に残っています。ユズにもそんなお気に入りの絵本がたくさんできればいいなぁ...。
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