2005年07月24日

台所育児

ユズがまだ赤ちゃんだった頃、『坂本広子の台所育児 一歳から包丁を』という本に偶然出会いました。食育に関する活動などを精力的にこなされている坂本廣子さんの著書。小さな子どもでもきちんと教えてあげれば、危ないことはないし、しっかり料理を作りますよ!という内容の本で道具の選び方から子どもでも簡単に作れる料理のレシピまで分かりやすく実践的に書かれています。


「食べることは生きることにつながっていく。」そんな言葉は私にとっては赤ちゃんを授かってから、やっと意識できるようになったような気がします。


15年前に書かれた本ですが、現在も根強い人気があるのには、あらゆる料理がお手軽にお店で買えるようにはなったけれど、やっぱり家庭で手作りしたご飯をみんなで食卓を囲んでいただく暖かさを大切にしたいという思い、子どもにもそれを伝えたいという気持ちをみんな少なからず持っているんだろうなぁと思う。

坂本さんがこの著書の中で言われている、「にんじん嫌いの子どもには分からないようにすりおろして混ぜてごまかしてしまうのではなく、正々堂々と勝負させてやりたいという。」というご意見にも何だか共感。そうやって嫌いなもののひとつやふたつ、避けて通ることは別に大きな問題ではないのかもしれないけれど、何だか勿体無い!って思うのです。苦手な食べ物も子どもがもっと身近に感じられるようにこっそり仕組めば(笑)、意外と簡単に克服できるようなそんな気がするのです。自分で水遣りして育てた野菜、自分も手伝ってできた料理、子どもは嫌い!なんて言わずに得意になって食べるんじゃないかな、って思う(そんなに上手くいくものではないですか!?)。

この本と出合ってから、そのうちユズと並んで台所に立てたら楽しいななんて思っていましたが、そろそろ包丁を持たせてもいいのかなと思っています(さすがに1歳はムリだった…)。
この頃は家事のまねごとをするのが遊びの定番になっているユズ。お料理も「包丁で切る」以外は何でもお手伝いしたい!と言うようになってきて、抱っこばかりだった以前と比べると仕事が増えたりもするけれど、断然楽しく、そして楽になってきました。

玉ねぎや豆の皮を剥いたり、切った食材を鍋に入れたり、炒めものにも挑戦(もちろんそんなに上手ではないけれど)。さすがに火に近づけるのは最初は躊躇したのだけれど、子どもは危険なものをちゃんと分かっているように見えます。ゴマを擦る作業は、かき混ぜているだけだったのに少しずつ上手にできるようになってきました。

切るという作業だけは、まだユズの手に合う小さな包丁もないし、やらせたことがないのだけれど、おままごとの野菜を切る手つきも何だかそれらしい感じだし、少しずつ一緒にやってみてもいいかな?と思い、子ども用の包丁を探す予定です。子ども用の包丁と言えば、坂本廣子さんが監修されているものヘンケルスのものが浮かぶのだけど、金物屋さんを覗いてみるのも面白いかなと思ってみたり…。実際に子ども用の包丁を選ばれたことのある方がいらっしゃたら、ご意見を伺いたいです。


食卓を「家族みんなで」囲むことすら難しくなっている今の世の中、どんな料理を食べるにしろ、みんなでわいわい楽しく食事をする時間は本当に貴重で、子どもの心の成長にとっても身体の成長にとっても、とても大切なものだと思う。そんな一こまの中に子どもが一生懸命作った一皿が並ぶ日を夢見ている私なのでした。
この記事へのコメント
sayahさん、初めまして。ケコ山と申します。1歳9か月の娘がいます。
こちらのページは、だいぶ前から拝見していて、かなり勉強させてもらっています。sayahさんとおこさんとの毎日は、やさしく、のびやかで豊かなかんじがします。とてもいいなあと思っています。また、文章も読んでいて心地よく、ほっとする感じです。

さて、子ども用の包丁をお探しとのこと。わたしは買ったことがないのですが、わたしの好きなエッセイストの山本ふみこさんの本に、3歳の娘さんに包丁を欲しいと言われた、という内容のエッセイが載っていたので、かいつまんで紹介します。
山本さんは、ハガネのぺティナイフを購入して、使い始めるときに片刃だけめくるかたちに砥いで、切れ過ぎないようにしたそうです。
このエッセイは、『台所で元気になる したかったのは「少し」の生活』(大和書房)という本に載っています。
ご参考までに・・
Posted by ケコ山 at 2005年07月25日 00:53
はじめまして 2歳10か月の男の子と暮らしている睦月と申します。友人達とシュタイナー関係のサークルをしています。また、絵本や木のおもちゃ、わらべうたも大好きで、前から読ませていただいていました。

子供用の包丁、半年くらい前に求めました。いろいろ探したのですが、坂本さんの子供用包丁はいかにも子供向け!という外観が気になり、また、子供用として販売されている包丁は頼りないものが多いような気がしました。
結局、デパートに刃物メーカーの方が出店されている時に、小さめの和包丁の刃の両端をグラインダで削り落としてもらって、買いました。坂本さんの本の77頁の写真の左の方のタイプです。もしご希望でしたら、写真をお送りしますよ。

自分用の包丁があるというのは、子供にとってとても嬉しいことのようで、豆腐やアボガドなどの柔らかいものを喜んで切っています。
Posted by 睦月 at 2005年07月25日 08:55
>ケコ山さん

初めまして、コメントありがとうございます!
いつも読んで下さり、嬉しく思います(*^-^*)

山本ふみこさんの本、アマゾンで見てみました。レビューがなかったけど、読んでみたいなって思います(タイトルに何だか惹かれます)。でも、私、恥ずかしながら包丁が砥げません(^^;父は砥石で上手に砥いでいたんですが…。

これを機会に私自身ももう少し包丁にこだわって見ようかなぁ。
Posted by sayah at 2005年07月25日 21:28
>睦月さん

初めまして、コメントありがとうございます!
睦月さんはサークルを運営されているんですね。楽しそうで、いいなぁ…。

包丁、やっぱり子ども用のは頼りないのですか。子ども用、と言っても長く使えそうなものを私もきちんと探して選んでみようかな。写真は包丁が4本並んでいるものですよね?

娘は「包丁を買いにいこうか」、と持ちかけたところとても喜んでいるので、今度一緒に探しに行ってみます。

Posted by sayah at 2005年07月25日 21:36
こんばんは。

なんとタイムリーな話題!
実は24日に息子用の包丁を買ったばかりです。
本当は2歳の誕生日プレゼントにするつもりでいたのですが・・・。

私もちびが数ヶ月の頃に台所育児の本を購入し、
1歳過ぎからこんにゃくを麺棒で叩く、舞茸やエノキ茸を裂く、鍋に野菜を入れる、などをやってもらって来ました。
1歳半頃から主人がちびと一緒に包丁を持ち、いろいろ切らせていたようですが(私は切らせたことがありませんでした)、先週、突然自分からまな板の上に置いてあった包丁を持ち、きゅうりを切り始めたので、これは2歳の誕生日まで待てないと判断し、包丁専門店で、堺の手打ちの物を買いました。

自分専用の包丁で、ちびは嬉しそうにあれこれ切っています。
しかし、危なっかしい!
刃の下に指を入れそうになるので、何度も何度も注意を促しながら、見本も見せて切らせています。
坂本さんの本にも書かれていましたが、指の1本くらい切るのは覚悟です。(笑)


包丁はやはり実物を見て購入することをお勧めします。
同じ面取り包丁でも、微妙に形が違うし、柄の太さも違うので、できれば実際に持たせてもらうといいと思います。

友人が板前なのですが、彼曰く「グローバルの包丁はすごくいい」そうです。
しかし、刃がかたいため、刃こぼれを起こしやすいようです。
和包丁のようにさびの心配はありませんが、研ぐのが難しいというのも難点です。
それ以前の問題として、グローバルの包丁は、子ども向きではありませんね。
失礼しました・・・。(汗)

包丁、私も本格的には研げないので、いつもお茶碗の糸底で適当に研いでます。(笑)

Posted by 侘助 at 2005年07月25日 23:15
たびたび失礼します。

sayahさんがおっしゃる通り、子どもは危険を回避する力を持っていると思います。
私はちびが火のそばに近づくことにあまり抵抗がなかったのですが、「この鍋は熱いからね」と言うと、ちゃんと鍋に触らないように野菜を入れています。
また、火がついている時とついていない時も、私が説明しなくてもちびはちゃんとわかっていて、ちびなりに対処の仕方をかえています。

何でもやらせてみなければ上手にはなりませんよね。
うちは男の子なので、見ていてハラハラすることばかりですが、とりあえず何でもやらせています。

私も毎日ブログに写真と動画をアップし、コメントをつけていますが、動画をじっくり見ていると、ちびがちゃんと自分で計算して行動していることがわかります。
どこへ手をつこうか、どこへ足を伸ばそうか、どうやって登ろうか、何でとろうか、などなど。

大人がヒントを出したり手伝ったりすることは簡単ですが、できる限りヘルプを求められるまで、じっくりじっくり待つことにしています。

Posted by 侘助 at 2005年07月25日 23:30
>侘助さん

わぁ〜、ホントにタイムリー!

やっぱり目で見て、触ってみて選ぶのが良いですか?グローバルはデザインが素敵だなぁと前から思っていました。私用に欲しいかも…。
とりあえず、金物屋さんを探さねば、ですね。

それにしても、侘助さんのところは結構本格的にやってらっしゃるんですねー。ウチは何だかまだまだ遊び半分です。

ところで、侘助さんもブログお持ちなんですね。動画をアップしているなんて、すごい!見てみたいな…。
Posted by sayah at 2005年07月26日 14:29
こんにちは 2回目のコメントです。前回のコメントで本の頁を間違えました。ごめんなさい! 77頁ではなくて、71頁です。包丁が5本並んでいる写真で、左の方の刃渡りが短いタイプを買いました。

最初は通販で買おうかと思っていましたが、侘助さんが書かれているように、実際にものを見て買うのがおすすめです。
重さも大きさも形も、実際に確かめられるし、何より子どもと一緒に選んで、目の前で自分用に仕立ててもらったのが良かったなと思いました。

包丁の価格は2500円で、角を落としてもらうのは無料でやっていただけました。
刃研ぎをやっている金物屋さんだったら、たぶんグラインダはお持ちだと思います。
それから、和包丁ですが、錆びない素材を使っているとのことでした。
Posted by 睦月 at 2005年07月26日 14:31
Book Batonが回ってきたので、こちらにTBさせていただきました!
突然ですみません。
ムリに回す必要はないので、ご迷惑だったらスルーしてくださいね★
Posted by 萌ぴょん at 2005年07月27日 12:23
この本いいですね〜即買いしました(^ー^* )フフ♪
感想をTBさせていただきました!ユウタ1歳6ヶ月、今度一緒に台所で料理してみようと思います。どうなることやら・・・(笑)
Posted by ルミママ at 2005年07月28日 23:20
>睦月さん

私の本、中古で買ったもので古いからページが若干違ってたのかな?と思ったのですが、そうそう71頁ですね。4本じゃなくて、5本でした(笑)。やっぱり私もいかにも「子ども向け」というものより、こんな風格ある包丁をよく探して選んでみようと思います。

丁寧に色々教えていただきありがとうございました!
Posted by sayah at 2005年07月28日 23:31
>萌ぴょんさん

ご指名ありがとうございます。
でも、本にこだわりがあんまりなくてちょっと焦っている私…。

頑張ってバトンを回しますねー。
Posted by sayah at 2005年07月28日 23:33
>ルミママさん

子どもと何でも一緒に体験することって、楽しいですよね。

子どもが料理好きになってくれたら、親も助かり一石二鳥!?(笑)

実践風景、楽しみにしてます♪
Posted by sayah at 2005年07月28日 23:48
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