2005年06月02日

日本脳炎の予防接種について

少々出遅れてしまいましたが、この↓ニュースを受けてまた色々考えてしまいました。

日本脳炎の予防接種中止を緊急勧告 厚労省
2005年05月30日11時15分(asahi.com)

 厚生労働省は30日、現在供給されている日本脳炎ワクチンによって重症の副作用が起きる可能性があるとして、都道府県を通じて、当面、市町村に公費負担での予防接種を中止するよう求める緊急勧告を出した。ただし、希望者には公費負担での接種を継続する。より安全性の高いワクチンが開発された時点で、接種の勧奨を再開したいとしている。

 同省によると、昨年7月、山梨県甲斐市で女子中学生が予防接種を受けた後、急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)を発症し、呼吸困難など一時重体となった。現在は寝たきりの状態という。

 同市の調査委員会は今年3月、女子中学生の症状が予防接種の副作用とみられると国に報告。厚労省の疾病・障害認定審査会も今月25日、副作用による健康被害と認定し、医療費の給付を決めた。

 厚労省では、今回の認定審査会の結論が「ワクチン接種と健康被害との因果関係を事実上認めるもの」と説明。現在開発中で、よりリスクの低い組織培養法によるワクチンの供給体制が整うまでは、積極的な予防接種の勧奨は控えるべきだと判断した。新しいワクチンは来年前半には供給される見通しという。


 日本脳炎は豚から蚊の媒介で感染し、発症すると高熱や頭痛などの症状が出て死亡することもある。66年以前には年間千人を超える患者がいたが、蚊の駆除が進むなどしたため、92年以降は年間数人にまで減少した。

 公費負担での日本脳炎ワクチンの予防接種は(1)生後6カ月から90カ月まで(2)9歳から13歳未満(3)14歳から16歳未満が対象。年間420万〜430万人が接種を受けている。


日本脳炎のワクチンは副作用が多いワクチンで、マウスの脳を原材料にしているため、わずかに残留した脳成分が影響しているのではないか?というのは、もうずっと言われてきているし、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)に関しても毎年報告があるのになぜ今更…という思いがしてしまいます。日本脳炎という病気は、92年以降は感染者がずっと1桁、しかもそのほとんどが高齢者(地域も四国や九州などの南の方に集中している)でワクチンを接種していない赤ちゃんでも発症しない様な病気になぜ全国一律子どもに接種しなければならないのか、疑問に思っていました。日本脳炎で亡くなる子どもがいないのに、その予防接種で亡くなる子どもはいるという矛盾…。『はじめてであう小児科の本』の著者、山田真先生はこの本の中で日本脳炎の予防接種の必要性を認めていないとはっきりとおっしゃっています。日本脳炎の羅患者が出る九州地区に住む医師でも子どもには、予防接種を受けさせないという方もいらっしゃるそうで、ある程度情報を把握している専門家から見れば、現行の日本脳炎の予防接種はそれほど必要性が感じられない上に危険性が高いと考えていらっしゃったのではないかと思います。

日本脳炎と聞いて、蚊に気をつけなくては!と思ってしまいますが、あくまで、人から人ではなく、豚から蚊を媒介して人に感染する病気だと考えられているという話に過ぎず、日本全国すべての蚊が病気を持っている訳ではないし、「子どもが病気を持った蚊に刺され、日本脳炎を発症する(不顕性感染で終わることも多いと考えられている)という可能性」は予防接種の副作用に比べたら、問題にならないほどの確率なのではないかと思うのです。

新しいワクチンもMMRのように「見切り発車」されるようなことがなければいいのですが…。


厚生省の予防接種のパンフレットを見ると、それぞれの病気を発症した場合の死亡率など、怖さばかりが強調されて、実際今現在どれくらいの子どもがかかる病気なのかとか予防接種の副作用に関してきちんと知らされていないように思えます。でも、今回のことで予防接種について考えてみようという方がまた増えるきっかけにはなるのでしょうね。

ポリオの記事のときにご紹介した毛利先生のHPでも予防接種のことについて分かりやすく書かれていますし、以前にさくらこさんに教えていただいたカンガエルーネットも様々な意見が飛び交い、とても勉強になります。


予防接種のすべてを否定するつもりはないのですが、生態系や人の免疫にまで人工的に手を加えることへの大きなツケがいつか回ってくるのではないかという漠然とした不安はぬぐえません…。



posted by sayah at 23:34| Comment(12) | TrackBack(1) | +予防接種+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

シュタイナーについて調べていたら、こちらがヒットしました。
1歳7ヶ月の息子がいて、なんちゃってシュタイナー育児を実践中です。(笑)

予防接種のこと。
実は私は山梨県在住で、昨年の秋に日本脳炎で重体になった子のことを知りました。
そして先日の予防接種中止。
その措置は早かったのか、遅かったのか、その子や家族のことを考えると、何とも切ない思いです。

我が家では息子には予防接種は全て受けさせないという決断をしました。
その代わり、何かの時はホメオパシーで対処しています。
シュタイナーもホメオパスだったそうですね。
一度「健康と病気について」という彼の著を読んでみようと思っています。

自分のことばかり書いてしまいましたが、これから時々のぞかせてもらいます。
どうぞよろしくお願いします♪

Posted by 侘助 at 2005年06月03日 00:04
おはようございます。
うちの息子、ちょっと遅れて3月の終わりに
1回目の日本脳炎受けました。
4月からず〜っと風邪を引いてるので2回目は
受けずじまいで(^^;)
そんな今、こんなことになってちょっと困惑してます。
Posted by aiai at 2005年06月03日 07:35
ほんと、なんで今さら〜って感じですよね。
まぁ、ワクチ製造者や病院にとっては大打撃になるわけで、一旦はじめたものを打ち切ることの難しさを痛感しています。

のちほど、TBさせていただきますね♪
Posted by ルミママ at 2005年06月03日 09:58
侘助さん、初めまして。コメントありがとうございます。

今回のことは地元ではやはり知られていたことだったのでしょうか。でも、日本脳炎の予防接種が原因でADEMを引き起こしたと考えられるケースは今までに何件もあったわけで、なぜこんなにも対応が遅れるのか…その裏側にはこれまでの薬害問題と同じ事情が見え隠れしているように感じてなりません。

私もホメオパシーを最近勉強し始めたところで、今後どういう風にホメオパシーと付き合っていくことになるのか分からないのですが、(病気のことに限らず)子どもを守っていくために、親の選択というものがこれほど重大なものとは正直言って子どもを産むまで思ってもみなかったことでした。

シュタイナー教育に関しても、自己流に陥らないようにもっと深めていきたいなぁと思っております。

また色々とお話できたら嬉しいです♪
Posted by sayah at 2005年06月03日 23:02
>aiaiさん

息子さんの体調はもうよくなられたのでしょうか?結果的に2回目を接種しなかったことで考える時間ができてよかったのかもしれませんよね。やっぱりこういうニュースを聞くと、予防接種のあまり知らされていない裏側を見せつけられるような思いがしてしまいます。
Posted by sayah at 2005年06月03日 23:09
>ルミママさん

>まぁ、ワクチ製造者や病院にとっては大打撃になるわけで、一旦はじめたものを打ち切ることの難しさを痛感しています。

問題はここですよね…。でも、そんなことを言っている場合ではないのに、日本という国は同じ過ちを何度も繰り返しているような気がしてなりません。

トラックバックお待ちしております♪
Posted by sayah at 2005年06月03日 23:12
sayahさん、こんにちは。
コメントありがとうございました(^_^)
いろいろ考えてごちゃごちゃ長いお答えになってしまったので、私のほうのブログの記事に載せてあります。
よろしかったらお暇なときに見て下さい。

それと日本脳炎の記事大変参考になりました。kazuももうすぐ2回目の接種の時期だったからです。
それではまた遊びに来ますね。(^_^)/~~~

Posted by kinmokusei at 2005年06月05日 08:49
kinmokuseiさん、大変丁寧に教えてくださりありがとうございました。お手間取らせてしまい、なんだか申し訳ないです。

予防接種は本当に悩みますよね。選択は親に委ねられているのに厚生省からの情報は偏っている気がして仕方がありません…。

ぜひ、またいらしてくださいね♪
Posted by sayah at 2005年06月05日 21:31
はじめまして。もうすぐ1歳の息子の母です。

私も布オムツに母乳育児です。シュタイナー教育にも関心があるので、このサイトはとっても参考になっています!おまけに奈良在住なのでそれだけでも親しみを感じます。

でも、今まで予防接種については何の疑いももっていませんでした。むしろ積極的に受けさせなければ、と思っていたくらい…。なので今回はちょっと立ち止まって考え直す良い機会になりました。これからも勉強させてくださいね。

Posted by misato at 2005年06月06日 22:10
misatoさん、はじめまして。コメントありがとうございます!

奈良にお住まいなんですね。このごろ奈良に住んでいるという方々からコメントを頂くようになり、すごく身近に感じて嬉しく思っています。

予防接種に関して、私たちに自然と入ってくる情報というのは限られているし、実際のその病気のことや予防接種のもうひとつの顔は分かりにくいですよね。

私もまだまだ色々な方に教えていただきながらの育児ですが、よろしければまた遊びに来てくださいね〜。
Posted by sayah at 2005年06月08日 00:11
こんにちは。
予防接種には私もとても疑問を持っています。
アレルギーの関係で、ツベルクリンが受けられなかったのを始めに、結局、予防接種はポリオ1回とツ反1回です。
どうもポリオに合わせて下痢になるし、ツ反直後に高熱でBCG接種は出来ず、今年3月で接種年齢が引き下げられたため、受けていません。
これも「予防接種は必要ないよ」という子どもからの密かなメッセージじゃないかと思ってしまいます。

それから・・・
かなり事後報告になってしまったのですが、
こちらのブログをリンクさせていただいています。
私自身が、こちらにさっとアクセスしたくて、リンクしてしまいました。
もし、ご迷惑でしたら、すぐにはずしますので、仰ってください。
よろしくお願いします。
Posted by すいか at 2005年06月08日 03:21
すいかさん、こんばんは!

子どもからのメッセージ、そういうものは私もきっとあると思っています。それに敏感な親でありたいですよね…。予防接種の選択は難しいけれど、自分の子どものことだけを考えるのなら全部受けなくてもいいのではないかと思ったりもしてしまいます。病気にかかるのは、その病気がその子どもに必要なものだから、という考えもありますよね。できる限り自然な免疫をつけてあげたいということと、病気に負けない身体作りをしてあげたいなと思います。予防接種に疑問を持つ前だったツ反とBCGと三種混合の1回目までは受けちゃいましたが。

リンクの件ですが、迷惑だなんてとんでもないですよ〜。お礼が遅れてしまい申し訳ございませんでした。

また色々お話させてくださいね♪
Posted by sayah at 2005年06月09日 00:26
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日本脳炎
Excerpt: 日本脳炎予防接種中止勧告について書きましたので、TBさせていただきました。ホンマに日本っていい加減、、、。
Weblog: 器用貧乏の思いつくまま
Tracked: 2005-06-09 23:17
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