2005年04月26日

本音と建前

シュタイナー人智学を専門に勉強された方のお話を伺う機会があり、その中で印象に残ったことのひとつに、「子どもの前で子どもの話、特にその子自身の話をしないようにするべきである。」というのがあり、これは私も前から気になっていたことだったので、やっぱりそうなんだ…とすごく納得してしまいました。

義父母のところに行くときや、子連れで友人に会ったりするときは、どうしてもユズの話が中心になってしまいます。でも、1歳半前後の頃からユズのことを話題に出すと、ユズは敏感にそれを察知して、遊びに熱中していても、どこか耳はこちらに傾けているような気配を感じて、ユズが「自分のことを否定されている。」と誤解を受けるような言い方だけはしないようにしようと意識してはいたものの、シュタイナー的観点からは「(どんな内容であれ)子どものことを話題にすることによって、不必要に自分意識を目覚めさせることになる。」のだそうです。

そのときに育つ力を十分に引き出してあげるため、子どもをなるべく目覚めさせないように『7歳までは夢の中』にいさせてあげるということは結構難しいことだと実感しています。


それから、もうひとつ「子どもにあいさつを強要しない。」ということ。子どもは親がするのを見て、自然と真似するようになるのだから…と頭では分かっていても、ユズに向かって「こんにちは。」とか「バイバイ」と声をかけてくださる方に対して、ユズは人見知りが激しく、いつもものすごく無愛想なので、相手の方に申し訳なくなり、「〜しなさい」とまでは言わないものの、「こんにちは〜って(て言っているよの意味)。」などとちょっと暗に挨拶してみたら?という雰囲気のことをユズについつい言ってしまうのです。


頭で考えていることと、実際の行動がかみ合わずに困っていることっていろいろあります。そんなことを考えていると、大人の建前をついつい優先させてしまっている自分に気づきました…。
この記事へのコメント
kinmokuseiも、ついつい、子どもの前で本人の話をしがちでしたし、挨拶も、「挨拶はきちんとしなきゃだめよ」なんて言っちゃってますね。

子どもサークルやスポーツ少年団に入っている子はきちんと挨拶できる子が多いけれど、指導する人や保護者のほうから「こんにちは」「お疲れ様」と自然と声をかけてもらえる環境だからかもしれませんね。

他所のお子さんも含めて本当にきちんと自分から「こんにちは」「ありがとうございます」が言えるのは小学3年生ぐらいからでしょうか。
それまでは先にお母さん達から声をかけられて挨拶するという感じだと思います。
Posted by kinmokusei at 2005年04月27日 08:42
kinmokuseiさん、こんばんは。

「子どもの前で本人の話をしない」というのは現実的には難しいですよね〜。夫が帰ってくると、まず「今日は何してたん?」という話になりますしね。

挨拶に関しても、いつかは自然にできるようになるとは言え、恥ずかしがり屋さんの子などはなかなかすぐには難しいのだと思います。きっと心の中では挨拶しているんだと思うから、相手の方に心の声が聞こえたらいいのに…って思います。

Posted by sayah at 2005年04月27日 23:05
はじめまして。
いつも興味深く拝見しています。
私の娘も2歳です。
「子供の前で子供の話しをしない」
生まれたばかりのころはそう決めていたのに、この頃忘れてしまってました。
思い出させてくださってありがとう。
Posted by ako at 2005年05月01日 00:46
akoさん、初めまして!いつも見てくださりありがとうございます。

娘さん、同じ歳なのですね。2歳ともなると、なんだか何でも『一丁前』になったような感じがしてしまい、わたしもついつい「大人と子どもは全く違ったあり方をしているのだ」ということを忘れそうになります。


このごろは聞かれたことに対して、どう答えようかとかこんな場合はどう接してあげたらいいのだろうか、とか迷うことも多くて。

また、いろいろ子育てのことakoさんともお話できたら、って思います。


Posted by sayah at 2005年05月01日 10:35
私は、シュタイナー教育については良く知らないのですが、このお話にとても興味をもちました。でも、いろいろと思うことが多すぎて…すぐにコメントがまとまりませんでした(笑)。確かに私も、娘が何でもわかってきたと思い込んでいる部分があって、必要以上の要求をしていたかもしれないなーと、反省です。「大人と子どもはあり方が違う」ということ、いつも頭に入れて接していきたいと思いました。
Posted by kabu at 2005年05月02日 17:04
kabuさん、こんばんは〜。

私が感じているのは、大人の様子などを見たりして、子どもは感覚的にはいろいろなことを感じて確かに「分かっている」部分もあると思うのですが、そのことと論理的思考ができるということはきっと別なんだと思うのです。

大人と同じように話している言葉の中には、子どもにとっては中味のない、大人の言葉をそのまままねただけのものもあるのだろうし…。

そういう意味で子どもにかける言葉や接し方、これからもよく考えていかなければなぁって思っています。


私自身は、これでいいのかなって迷うことがあるとシュタイナーの本などですぐ確かめたくなってしまうのですが、でもやっぱり親の直感というものも大切にしなければとは思っています。だって世界にひとりのその子のことを一番よく知っているのは、ずっと側で見ている人なんですものね。
Posted by sayah at 2005年05月02日 22:58
はじめまして、こんにちは♪

「子どもの前で子どもの話、特にその子自身の話をしないように」
私もこれは一番実践の難しいとこだな〜とずっと思って来ました。
両親が気を付けていても、他人は子供のことばかり聞い来ますしね。
だんだん年齢が上がると、その子を話題にすることで愛情を示してくれてるという場合もありますが、そんなこと目の前で言えないよ〜と困ることも多いです。

「挨拶の強要」
私がいつか自分が親になったら絶対やりたくない!と思ってたことなんですが、これもだんだん年齢が上がってくると内心「ちゃんと言って〜」と思うこともしばしば。
今住んでる沖縄は、小さくても全く人見知りせず、元気に挨拶する子が多いんですよね〜。
うちの娘は話しかけられても目をそらして隠れてしまうような子です。
近所の人から「内地から来た」というだけで好奇の目で見られてるのに、おかしな子だねぇと思われるんじゃないかと思っちゃう。
でも、よく見てると、かなり小さいうちからビシビシしつけてる家庭が多いみたいなんですよね。
そんなに厳しくして「こんにちは」が言えても、どうなんだろうか・・・と思ってしまいます。

何だか共感するところが多くて、長々とすいません。
また遊びに来ますね♪
Posted by ママランチ at 2005年05月02日 23:15
ママランチさん、コメントありがとうございます!

実はyuaさんのところからママランチさんのページについ最近こっそりとお邪魔いたしました。

すごく勉強熱心な方だなぁ…って思って、少しずつブログを読ませていただこうと思っていたところです。沖縄の暮らしぶりも素敵ですね。


ママランチさんがおっしゃるように子どもが大きくなればなるほど「大人の建前」を意識しないようにするのは難しいことなのかもしれませんね。でも、シュタイナー教育に関心のある方とは余計に子どもの話をしたくなってしまうのでやっかいです(笑)。こうしてネット上でいろいろお話できるのはホントにありがたいことです。


私もまたゆっくりとママランチさんのブログにお邪魔させていただこうと思っています。

Posted by sayah at 2005年05月02日 23:30
子供の前で子供の話をするのって、いけないんですね・・・。
ついついやっちゃってます(-o-;
友達と遊べばお互いの子供の話になっちゃうし、しかも自分の子供をほめるのもなんだしと思って、悪いことばっかり言っちゃって・・・。
反省ヾ(_ _。)

今日も義親がきて
「もうトイレ完璧なんだってーー?」って聞かれて「ほとんど、でも今日おもらししちゃって・・・」
なんて子供の前で言っちゃって・・・
ほんと駄目ですね(ノ_-;)ハア…
これは言ってから子供がいて、しまった!って感じです・・・
やっぱり子供なりにプライドもあるんですよね。
sayahさんのブログ読んで、色々考えさせられてます。
Posted by Nao at 2005年05月03日 16:31
「子どもの前で子どもの話をしてはいけない」というのは、7歳までは子どもの自分意識を目覚めさせないようにする(7歳までの間に、まずは意思や身体をしっかりと作るということに重きが置かれている)というシュタイナー教育特有の考えということもあるかもしれないですが、実際子どもはやはり自分のことが話題になると、結構敏感になっているように感じます。

そうは言うものの、周りの人との関係において子どものことを全く話題に出さずにいるということは、相手にとっては不自然なことに感じられる場合も多いでしょうし、私も現実的には難しいと感じています。

Naoさんのおっしゃっているように、他のお母さんと話すときなどは特に、謙遜しなくてはならない空気のときもありますし、そういう意味で『子どもが誤解しないように』というのは私も意識しなくてはなぁ…って思っているんですよー。

子育ては自分と子どもとの関係だけで済むものではないですし、いろいろと難しい面もありますよね。私も義理の両親には、思っていても言えないことなど色々あり、悶々としていますヨ。もちろん、助けてもらっていることも多いのだけど、悩みます〜。
Posted by sayah at 2005年05月03日 23:08
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