2005年04月16日

ポリオの予防接種に関して

予防接種に関しては様々な意見があり、悩んでいらっしゃる方も多いかと思います。
私自身も自分なりに得た知識で取捨選択はしていますが、それが本当にユズにとって最良の選択なのかいまいち確信が持てない部分もあります。

でも、布おむつを使っている場合は特にポリオに関しては、やはり注意しておかなければならないポイントがあると思います。

ポリオ(小児麻痺)は1981年以降国内での自然発生は認められておらず、この20年余りでポリオの発症例は経口生ワクチンの副反応および二次感染であるという事実があります。ただし、世界的に見ると根絶できていない(東南アジア等)ため、いつ日本に入ってくるか分からないという理由から日本ではワクチン投与が続けられています。

考えるべきところは、現在のポリオの予防接種が経口生ワクチン(ポリオの病原性を弱めたもの=菌が生きている)であるということ、つまりこれを飲んだ赤ちゃんの体内で弱毒化したウィルスが増殖して毒性を復活し、便などから周りの者が二次感染する恐れがあるということです。保健所などに問い合わせると石鹸で手をよく洗えば大丈夫という回答が返ってきますが、実際二次感染例があるのですから、本当にこれだけで二次感染しないと言い切れるのかどうか、個人的には少々不安に思ってしまいます。

特に昭和50年〜52年生まれの方はポリオの抗体保有率が低く(昭和50年生まれ57%、昭和51年生まれ37%、昭和52年生まれ64%であり、他の年齢層では約80〜90%の保有率)、子どもにポリオワクチンを飲ませる場合はこの年代の方も追加接種することが勧められています。


副反応で発症したと思われる例は、約440万回の投与に1例、二次感染の例は約580万回の投与に1例というデータ(※『国立感染症研究所 感染症情報センター』参照)を信用するならば、他のワクチンよりはずっと安全に思えるのですが、ワクチンが原因と思われる発熱や下痢、麻痺の他、SIDSや腸重積症で亡くなった例もあります。


ポリオは他のワクチンに比べれば、かなり効果が高く安全だと言われているようですが、自然発生がないのに、副反応や二次感染でポリオにかかってしまう矛盾に納得ができなかったこと、ポリオに万一かかっても90〜95%は不顕性感染(感染後も無症状で経過するもの)で終わるということなどから我が家では『現段階においてはポリオの予防接種は受けさせない』という結論に至りました。

ポリオは現在の経口生ワクチンから、菌を完全に殺す不活化ワクチンへ移行しようという動きもありますから、今後の動向が注目されるところです(しかし二次感染の事故率は不活化ワクチンの方が高いとも言われています)。


ポリオの予防接種に関して下記のサイトに詳しく載っています。昭和50〜52年生まれの方で追加接種をお考えの場合もFAQに詳しく書かれていますので参照してみてください。

・(財)日本ポリオ研究所


これから予防接種全般に関して検討していこうという方は、以下のサイトが参考になるのではないかと思います。予防接種に関するリンク集もあります。

・たぬき先生のお部屋 育児と病気と予防接種

上記サイトの管理者である小児科医、毛利子来先生が編集に携わっていらっしゃる『予防接種へ行く前に−受ける子どもの側にたって』という本もとても分かりやすくてお勧めです。それぞれの感染症がどの程度起きているものなのか、逆に予防接種によるものと考えられる被害例はどれくらいあるものなのかなど、厚生労働省のパンフレットの裏側を読み解くもので、この著書の中でポリオはおそらく2010年には世界から根絶されるであろう、だから予防接種をする必要はないとはっきり書かれています。



posted by sayah at 02:19| Comment(6) | TrackBack(1) | +予防接種+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
予防接種、悩みますよね。
私も長女のときはポリオとBCGだけ受けましたが、
二歳の次女は、ホメオパシーを始めていたこともありすべての予防接種を受けていません。
今は東京に住んでいてホメオパスにも相談しやすいので、もし感染症にかかっても対処法があるからいいのですが、
今後北海道に帰ったとき、予防接種を受けていなくて感染症になっても、近くには昔からの総合病院しかなくホメオパシー的な治療は望めないので
どうしたものかと思っています。
破傷風や結核などに罹ったときのレメディは、ホメオパスの診察を受けないと買えませんしね〜。
悩みどころです。。。



Posted by あゆ at 2005年04月16日 10:04
はじめまして!4ヶ月の息子を持つママです。
今まで紙おむつだったのですが、息子の肌の調子が悪いこと、調べていくうちに紙おむつの実態を知ったことなどから、近々布おむつに挑戦しようと調べ物中です。
そこで「ポリオと布おむつ」の問題をあちこちで目にして、私たち夫婦が抗体保有率の低い世代だということがわかりました。
5月にポリオを接種する予定なので正直悩みましたが、とりあえず布おむつ生活をスタートしてみることにしました。今後は二次感染対策を良く調べ、必要ならばポリオ後はまたしばらく紙おむつに切り替えることも考えています。

厚生省のページは読んでいたのですが、ポリオ研究所のページはこちらで初めて知りました。厚生省では曖昧にされていた「なぜ保有率が低いのか」がちゃんと考察されていてとても参考になりました!ありがとうございましたm(_ _)m

様々ハードルはありそうですが、なんとか私も『自然育児』に近づきたいなぁと思って頑張っています。他の記事も参考にさせていただきますね。
Posted by mackee at 2005年04月16日 11:21
あゆさん、コメントありがとうございます。
レメディにもホメオパスの診察を受けないと買えないものがあるのですね。ホメオパシーについては勉強しようと思いつつ、まだ全然できていないので…。

でも、子どもにできるだけ自然な形で免疫をつけてもらいたいという思いを貫くには、それ相当の勇気も要りますよね(予防接種を受けるということもある意味勇気が要ることなのですが…)。そして、万一の事態のときにホメオパシーなど薬を使わずに対処するためには周りの環境にも左右されてくるものなのですね。

奈良はその辺りはどうなんだろう…。最近、やっと薬をできるだけ使わないという方針の小児科(東洋医学で対処されている)を見つけたのですが、ホメオパスの方は近くにいらっしゃるのかどうかわかりません。5月にホメオパシーの講座に初めて参加する予定でいます!
Posted by sayah at 2005年04月16日 22:32
mackeeさん、初めまして。コメントありがとうございます。

ウチの娘も紙オムツが原因のかぶれがひどくて悩みましたよ。メーカーを変えたりしても全然ダメで最終的に昼も夜も外出時も100%布オムツを使うことになりました。

布おむつを使ってらっしゃる方は、ポリオ摂取後はやはり紙を使う方が多いみたいです。

布おむつを使う場合の対処法などもネット上にはいろいろ出ていますが、意見が結構バラバラで戸惑うかもしれません。

二次感染してしまった方がメルマガを発行されているのですが(「子どものオムツを替えたら車いすになっちゃった通信」http://www.mag2.com/m/0000115678.html)、こういった事実を目の当たりにするとポリオの予防接種に関して(ポリオだけとは思いませんが)、親の判断というのはすごく重大だなぁと感じてしまいます。
Posted by sayah at 2005年04月16日 22:50
sayahさん、

 こんにちは! またトラックバックさせていただきました。いつも参考になります。ありがとうございます。ポリオ、ニュージーランドでは生ワクチンじゃなくて、不活化ワクチンです。どうして日本は生なんでしょうね? ではまた!
Posted by うずめ at 2005年11月10日 18:49
うずめさん、トラックバックありがとうございました。ポリオのワクチンは日本でも不活化ワクチンに切り替えようという動きはあるみたいです。ですが、不活化ワクチンを接種していた1960年以前は現在より被害が多かったようです。それから経口ではなく直接ワクチンを身体に打つことのの方が二次感染の事故率や添加物の影響はどうやら高くなるということのようです。

どちらにせよ、毛利先生はポリオは必要ないと考えていらっしゃるようですね。
Posted by sayah at 2005年11月12日 00:25
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Tracked: 2005-11-10 18:21
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