2005年03月14日

赤ちゃん・子どもの生活リズム改善方法

子どもの睡眠に関して最近の夜型傾向への問題点が各所で取り上げられていますが、日本小児保健協会学校保健委員会の平成12年度の調査によると夜10時以降に就寝する子どもの割合は、既に1歳6ヵ月で55%と半数を超え、4歳、5〜6歳で約40%に上るそうです。

また、1月5日放送のNHKクローズアップ現代でも「子どもの睡眠が危ない」というタイトルで特集が組まれました。それによると、子どもの夜型化は単に寝不足を引き起こすばかりでなく、最近増えてきたとされる「きれる子ども」「不登校児」と睡眠時間の短縮、夜更かしで起きる生活サイクルの乱れが関係していることが最近の調査により明らかになってきているようです。


子どもの夜型化傾向の問題点として、前述の日本小児保健協会学校保健委員会の記事を抜粋すると

人間には概日リズムと呼ばれる規則正しい周期的リズムがあり、深部体温、メラトニン、コルチゾール、成長ホルモン等のホルモン分泌、そして睡眠覚醒 などのそれぞれに周期的リズムがあること、睡眠覚醒のリズムとその他の生体リズムに解離が生じると、昼間の眠気、夜間の不眠、抑うつ等、様々な心身の不調をきたしうることなどが判明してきた。

また、不登校の子どもの多くに睡眠覚醒リズムの障害が認められるとの報告もある。一方、睡眠は、神経機構とメラトニンなどの睡眠物質による液性機構の二系統で調節されていて、光に反応して抑制されることなども明らかになっている。したがって、規則正しい睡眠覚醒リズムを築くためには、朝起きて光を浴びることが大切であり、夜遅くまで明るい電灯の下で起きていると生理的リズムを崩すひきがねとなりうることも指摘されている。

また、睡眠は、免疫機能の活性化に関与することや成長ホルモンの分泌が入眠後に亢進することが知られている。



…とあります。なんだか難しい専門用語がいっぱいですが、要は人間が本来持っているはずの睡眠覚醒リズムが崩れてしまうと心身に不調が起こる可能性が高くなるということのようです。


子どもの夜型化に関しては、わが娘も例外ではありませんでした。
生後半年〜1歳くらいまでは就寝時間が7時半〜10時半とばらつきがあり、1歳を過ぎてから徐々に遅くなり一番遅い時で11時半ということもありました。生後、睡眠と覚醒のリズムが安定してきてからは、夜8時台に寝られるようにというのを意識していたものの、実際はなかなか上手く行きませんでした。

たとえば、
・寝る1時間前にぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
・昼間外遊びをしっかりする
・早めに部屋を暗くする
など試行錯誤を重ねました。

でもどれもユズの場合はあまり効果を発揮できなかったのです。

昼間の外遊びは1歳代では積極的にしていたのですが、ユズは公園に行ってもあまり動き回らず、砂場やブランコに乗るのが好きだったし、外に出ても抱っこばかりで全く歩かないのであまり体力を使わないため、効果はさほど感じられませんでした。そして2歳近くなり意思表示ができるようになると外遊び自体を拒むことも多くなり(家で遊ぶのが好きな子なので)、余計この方法は使えなくなってしまいました。

早めに部屋を暗くするという方法も試しましたが、電気を消すと怒って泣き喚いたり、薄暗い中で絵本を読んだり、子守唄を歌ったりしていても2時間くらい寝付かなかったりとこれもイマイチでした。

また、早い時間に寝つきそうになっても、その時間に夫が帰ってきてしまい、玄関の鍵を回す音に反応して目を覚ましてしまったり。


そんなことを繰り返すうちに、ここ数ヶ月でやっと功を奏したと感じているのは、私自身も早寝早起きをするということです。私はどうも夜型の生活が染み付いてしまっていて、同じ睡眠時間でも夜中2時に寝て7時に起きるのは平気でも、1時に寝て6時に起きるのはツライのです。でも、私が横で寝ているときのほうがユズの眠りが深いことに気づき(母乳育児をしていると赤ちゃんとお母さんの睡眠のリズムはよく似るそうです)、まず朝は6時半に起きるようにするとユズも不思議と一緒に目を覚ますので、自然と寝る時間も早くなってきました。


こんな簡単なことに気づくのに2年もかかったなんて、お恥ずかしいばかりです…。


そうは言ってもまだユズが寝るのは九時台なので、できれば八時台に寝られるようにまだまだ改善は必要なのですが…。クローズアップ現代でも専門家の方が「子どもは遅くとも9時までには寝るように。」とおっしゃっていました。


シュタイナー教育でも一定のリズムの繰り返しが子どものよい成長の手助けになるということがよく言われています。
これは睡眠のことに限らず生活全般についてなのですが…。

シュタイナー教育のまなざし」にはこんな記述があります。

…幼児にとって生活のリズムがあって、それが繰り返されていくということは、季節のリズムが繰り返されていることが私たちに安定をもたらすのと同じように、子どもの生活を安定させ、幼児の意識を覚醒させるものではない、本来の幼児の意識での生活が健全に営まれることになります。…生活のリズムの中の繰り返しは、子どもの生きていく力を強めていきます。逆にいつも覚醒させられるようなリズムのない行き当たりばったりの生活は、子どもの生きる力を奪ってしまいます。

子どもが好奇心旺盛だからといって、次々に新しいことを与えていくと、子どもは興奮して覚醒させられ、不安定になっていくのだそうです。

睡眠のことも含め、やはり一定した生活リズムを保つことは子どもが体を作っていく上で基本中の基本なのでしょうね。


この記事へのコメント
「子どものおもちゃ大好き」の管理をしているnikoです。
とても素敵なblogで、記事の内容にも、
個人的に共感できる部分が多いのですが、
上記のサイトとしては、
「おもちゃ」の具体的な記事を対象にしているもので、教育理念などの記事は、家族、子どもによって様々だと思いますので、削除させていただいております。ご了承ください。m(__)m
Posted by niko at 2005年03月15日 10:25
nikoさん、こんにちは。

実は、私自身はnikoさんのことはヤフー掲示板の木のおもちゃのトピの頃から存じております(私は投稿したことはありませんでしたが)。奈良つながりで勝手に(笑)親しみを感じていましたし、個人のサイトを立ち上げられてからも、時々のぞかせてもらっていましたよ。


こんな形でお会いできるなんて、ちょっとびっくりしていまいました。

「子どものおもちゃ大好き」の件というのは、ブログピープルのトラックバックピープルのことになりますでしょうか?

子育てに関する考えは人それぞれ異なることはもちろんですので、nikoさんのサイト上では削除していただいて構わないのですが、私自身、ブログピープルを通した新たな出会いを求めていますので、おもちゃに関する記事を書いた場合は再度トラックバックを送る予定でいます。

お手数ですが、その都度削除していただくということでも構わないでしょうか?
Posted by sayah at 2005年03月15日 13:30
nikoさんへ。

上のコメントを投稿した後、改めて自分のトラックバック先を確認してようやくnikoさんのおっしゃっている意味が分かりました…。

以前におもちゃの記事を書いたときに、ブログピープルの「子どものおもちゃ大好き」にトラックバックを送ったのですが、この記事のトラックバックを送る際にも何も考えずに以前のこのトラックバック先をコピーして送ってしまったのです!

ホントに悪気はありませんので、どうかご容赦くだされば、と思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたしますね。
Posted by sayah at 2005年03月15日 15:13
こちらこそ、
ヤフー掲示板の頃からなんて!
びっくりしてしまいましたが、
ちょっと嬉しいです。
ありがとうございます。

実は、「子どものおもちゃ大好き」も、
恥しながら、私が管理人になっております(汗)
そういう訳ですので、
突然のコメント、失礼いたしました。

「藁の家」の記事、個人的にとっても
興味深く、拝見しました。
sayahさんのblog、素敵だと思います。
こちらこそ、またおもちゃの記事、待っています。よろしくお願いいたします♪
Posted by niko at 2005年03月16日 17:09
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