
おっぱいおっぱい
わかやま けん

こぐまちゃんシリーズでお馴染みのわかやま けんさんの絵本です。
こぐまちゃんシリーズより後に出版されているこの絵本は色使いも優しく、個人的にはこのタッチの方が好みです。
いろいろな動物の子どもたちがおっぱいを飲む姿が描かれ、最後が人なのですが、これが赤ちゃんではなく、ユズと同じくらいの歳の女の子(に見える)なのです。この手の絵本では、大体おっぱいを飲んでいるのは赤ちゃんなので、「おっぱいは赤ちゃんだけのものじゃないよ。」という暖かいメッセージのように感じられて嬉しくなりました。
ユズもこの絵本のタイトル「おっぱい おっぱい」を読んだだけで、いつも嬉しそうに笑います。そして繰り返し読んでは、自分もまたおっぱいを飲んだりして、動物の子どもたちも自分もみんな同じなんだ、ということを感じているようです。