2005年02月13日

育児書のこと

初めて子育てをすることになったとき、たいていの方は育児書というものを手にされると思うのですが、本によっては『発達の目安』みたいなものが書かれていたりします。
母子手帳にも載っていますよね。『○○ができるようになる時期の平均値』みたいな感じで。

でも私自身は、段々とあの類のものから目を背けるようになっていきました。初めての子育て、最初はそういう指標みたいなものがないと不安でなんだか気になっていたのです。でも、平均というのはつまり、極端な話、2人に1人がその指標より発達が遅れている、と感じることになってしまうのですよね。でも、思ったのです。平均って何だろう?子育てにおいて平均を出すことって本当に意味のあることなのだろうか?

その子はその子でしかない、って思うのです。平均などを出すことによって、その子のありのままの個性を見失ってしまうことになったら残念なことだなぁと感じます。事実私も母子手帳なんかを見ては、ユズはまだこれができないけど大丈夫なのかな?っていちいち心配してた時期もありました。

ですが、シュタイナー関連の本を読んだりしているうちにやっとユズのありのままを受け入れられるようになり、平均値や他人と比較するのは全く無意味なことだと感じられるようになってきた気がします。今までずっと周りと比較しての自分の位置づけというようなものが、学校教育を通して染み付いてしまっていたのかなぁなんて思ったり…。


そんなことに気づくきっかけを与えてくれた本、育児をする上での考え方や実用書として、私がとても参考になったと思っている本です。

子どもへのまなざし
佐々木 正美


この本はシュタイナーとの関連はありませんが、ユズのすべてを受け入れてあげたい、ユズが今育てている意思を大切にしたいと考えていたときに自分の迷いを払拭させてくれたものです。30年以上も子どもの臨床に携わっている著者が「子どものすべてをありのままに受け入れよう」「過保護(という言葉はありえないと感じるが)は大いに結構、ダメなのは過干渉」という主旨の内容が、ユズの意思を尊重することで甘やかしていることにはならないか、わがままな子にならないかという私の抱えていた不安を見事に打ち消してくれました。この世に生を受けたすべての子どもがこんな暖かいまなざしで大人に見守られていたら、犯罪などきっとなくなるのではないかと感じます。この本には続編があり、読者から寄せられた具体的な子育てに関する悩みをQ&A形式で解説されています。

佐々木先生の講演会でのお話などがこちらからご覧になれます。


シュタイナー教育のまなざし―子どもへの接し方 育て方
吉良 創
4054020143


南沢シュタイナー子ども園の教師である吉良先生の著書。シュタイナー教育に関心のある人にもない人にも、子どもはどういう存在なのか、親は親としてどうあるべきなのか、きょうだいとの関係や言葉のかけ方、子どもの嘘、死や戦争をどう伝えていくか…などなど子育てにおいて湧き上がる疑問や迷いについて分かりやすく書かれています。現代の環境において「よい子ども時代」を過ごさせてあげるためには、それなりに大人の工夫が必要であると実感させられます。


試して選んだ自然流子育てガイド
はせくら みゆき


こちらは子どもが身も心も健康でいられるための自然育児のヒントが詰まった良書です。筆者の子育て経験をもとに分かりやすく衣食住にわたって書かれており、シュタイナー教育にも触れられています。





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